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αVSΩ・ワールドガイド

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 【巨神惑星パレンゼルタ】(★〜★★★・辺境領域)

汎人類帝国の最辺境領域に位置する自治領惑星。網目のように細く細かく分布する海、平地が希少で急峻な山岳・渓谷や湿原・砂漠等の極端な環境、
豊富な鉱物資源を掘削する過程で生まれた大規模だが複雑な地下空間という特徴的環境を持つ。
その環境条件と、辺境であるが故他国との戦争への警戒、日々暗躍する宇宙海賊や犯罪組織への対応、凶悪怪奇な宇宙生物の進入や人類以外の知的生命体の侵略、
など安全保障上のリスクが高いことから、HPFGとそれを操縦する巨神騎士を主とする軍備を備えているのが特徴である。
(HPFG=ヒューマンフォーム・パーソナル・フォートレス・ギガントの略称)
(平坦な土地が少なくきわめて高い踏破能力と地上水中問わず活動可能な能力が要求される為、環境的に車両や艦船よりもギガントによる軍備が理にかなっていた)
政的には立憲君主制議会民主主義で、帝国皇室に連なる王族を君主とし帝国官僚と惑星市民による民主院と帝国貴族と惑星貴族により貴族院の二院制をとる。
若干の諸派閥の軋轢はあるが様々な人種が混在する辺境の開拓惑星であるが故か種族による差別は殆ど存在せず、王族貴族があるが表面上あまり階級は厳しくなく、
むしろ高貴の義務が重んじられる国風を持つ。
国軍としてギガントを重んじている為に体系的なギガント開発が行われており、主に身長10〜20mのPHPFG−○○という形式のギガントを複数種生産。
(PHPFG−○○=パレンゼルタ軍制式HPFG−型式番号、という意味)
それに加え戦力の要として精鋭部隊用に量産型から単純な強化改造から新システムの導入や生体部品の使用や超古代ロストテクノロジー・オカルト技術の投入など、
様々な改造されたカスタム機や特製のワンオフ機が存在し運用されており、ことにデュナミス専用機として作られた機体は強力。
量産機の部隊を単機で上回る戦闘能力を有し、国防の要となっている。
尚、代表的量産機としては堅実な性能のPHPFG−F2AバッファローとP36ホーク、
火力はあるが機動性にかけ生存性の低い欠陥機と言われるBPDデファイアント、基礎性能は初歩的だが拡張性の高いYac1とLa−5、格闘戦特化のA97とN96、
量産機としては極めて優秀なBf109とFw190ヴュルガーが知られている。
(ネーミングイメージ的に第二次大戦における各国の初期型戦闘機がベースでここから強化したデュナミス用機体が第二次世界大戦の第一線級戦闘機という感じ)
だが近年、そのギガントによる軍事力が、不幸にもフル活用しても追いつかないほどの事態にこの星は遭遇している。
その理由こそ、敵対的巨大宇宙生命体・・・ALPHA(アルファ)の襲撃である。(ALPHAそのものに関しては後述)
ALPHAはその巨体からギガントや戦艦でなければ応戦不能であり、加えて攻性活性ミアスマを付与した攻撃以外を殆ど無効化する、さらに電子戦をも行う為、
機体の手足が届く距離で戦えるギガント用近距離熱源・ミアスマ源誘導を除く遠距離誘導兵器やそれに攻撃手段を頼る航空機が無効という恐るべき特徴があった。
それゆえに侵略直後ALPHAは周囲を大いに侵略し既に星の表土のある程度の面積と、幾つもの大都市を制圧し繁殖地を形成するにいたった。
(そういった都市の人間はALPHAの苗床にされるか、寄生されて中級ALPHAの体にされているものもいるという。)
そして辺境中の辺境であるパレンゼルタは、この状況でも帝国中央からの増援は殆ど得られなかった。星系自体が航宙の難所にあった上に、
周辺宙域にもALPHAが出現し船を襲ったりもしていて、ますます交通が途絶したに等しい状態となっていた為だ。彼らは自力で戦うしかなかった。
これに対し軍は、ギガントの武装に製造段階でミアスマエネルギーを弾丸・弾薬や加工金属、エネルギーキャップに込めることで量産機には対応させた。
しかし、そのような対処が必要な量産機が一般的な男性パイロットでは魔力が微弱な為弾薬やエネルギーが尽きると攻撃力が著しく減少する故、
「何とか対処できる」程度なのに対し、より強力な力を持ったのは、やはり精鋭たるデュナミス専用機であった。
元々大半のデュナミス専用カスタム機には、一般人用の量産機では使用不能な、コックピットに機体とパイロットとの同調を強化するシステム
(脳波によるシンクロ、モーショントレースによる一体化、サイバージャックによる接続などカスタム機ごとにバリエーションあり)
があり、この接続によって機体の反応速度、運動性、索敵範囲が30%以上上昇する。男性は接続できず、最初の段階で大きく性能に差が出てしまう。
そしてそれだけではなく、デュナミスの場合このシステムを介しデュナミスのミアスマを機体に直接供給する事により、敵の防御特性を突破するだけでなく、
攻撃能力を飛躍的に上昇させることが出来たのだ。
この為、護国の要として元々国民に期待されていたギガント部隊の中でも、特に精鋭中の精鋭たる現代の戦女神として、
女性デュナミスの巨神騎士で構成された特殊部隊「OMEGA」が、国民の期待と崇拝を一身に担うことになっている。
(Order of Mighty-miasma Energy Gigantic-knights of Anti-ALPHA=OMEGA、対ALPHA大ミアスマエネルギー力巨神騎士団の意。)
(尚、騎士団は一つの基地を共有しつつ幾つかの艦船にそれぞれのギガントを艦載される形で出撃し、任務に当たった後は基地に帰還する。)
(それぞれの艦の艦長が所属巨神騎士に指示を下し、騎士団全体の方向性については艦長たちの合議で行動が決定される、となっています。)
(各艦長については良い者も悪い者もさまざまな人物が存在し、基本的には各GMがそのPCの艦の艦長について設定することになるでしょう。)
(尚基地は共有故別艦所属PC間でもCCは容易、かつ一般兵量産型部隊のものと隣接しているという設定故、一般兵とのイベントも起こしうるとします)
だが、戦女神とOMEGA部隊を尊敬する国民の大半も、そしてOMEGAデュナミスの中で実戦経験の浅い者も、戦いの影にある陰惨淫靡な事実を知らない。
女を貪るALPHAは例え相手がギガントに乗るデュナミスであろうと、時に機体内部にまで触手をくじりこみ、時に瘴気を媒介とする魔術の如き精神干渉で、
陵辱せんと襲い掛かってくる事実を。撃墜され堕とされれば、ALPHAに寄生され自我を乗っ取られてしまうこともありうるという事実を。
(古参デュナミス等は知った上で覚悟して戦う者も多くおるが、知ってしまった民の中には衝撃を受け失望偏見したり性的欲望を抱いたりするものもいるとか)
(噂では寄生され機体だけで動くギガントだけでなくパイロットが寄生され敵側の戦力となったギガントが、一般・デュナミス問わず存在するとかしないとか)
そしてデュナミス用カスタムの同調システムを施された機体は時として機体のダメージをパイロットに性的快楽として伝えてしまうというリスクがあることを。
(尚これは全機体ではないが、一部の実験的なシステムの機体等は状況が基地や母艦にモニタリングされていて恥を晒す事になることすらあるという)
(また、同調システムの使用上、ボディペイントじみた半ば透けそうな極薄スキンや、乳首やクリトリスといった敏感な=神経の集中する部位への部品の装着、
 膣や子宮、直腸への端末の挿入等、パイロットの羞恥や性感を誘うようなパイロットスーツを用いなければならなくなることもある)
加えて、戦争というものの暗い影が齎すもの、もある。もともとは人間の政治の必然としての派閥争い等はあったものの平等な開拓王国であったこの国だが、
窮地に及んで時として既存の派閥争いや対立が闇を生む。
例えば一般用量産機の武装強化用ミアスマに対し工業生産が間に合わず、デュナミス程ではないが生体ミアスマの多い女性や女軍人や退役デュナミスを、
専用魔力収集ポッドでの性的な工程でミアスマを供給し武器に用いる説、また心無い一部勢力により強制や騙してのポッド行きもあるという真偽不明の噂。
例えば、ALPHAの陰謀による浸透工作で、ALPHAに洗脳・寄生され、あるいは寝返った人間がかなりの数存在するという情報。
例えば、一般男性兵士の量産型ギガント部隊隊員の一部に存在する、OMEGA隊員への嫉妬と羨望と性的欲望。
(口さがないものは、自分達は撃墜されれば物理的に食われるのに、デュナミスは性的に食われて腰を振るだけで生還できるじゃねえかとすら嘯くという)
(デュナミス側にも一部過剰に気の強い者は男性一般機部隊を足手纏いと嫌う者もいるが、共に戦おうとする者、積極的に守らねばと思う者も多く存在する。)
(ただ、男性側が誤解でそうだと思い込む例や、女性に守られることを屈辱と感じる事例も存在する)
等。だがそれでもOMEGAのデュナミス巨神騎士たちは、それぞれ守るべきものや果たすべき願いを持ち戦うのだ。いつ終わるとも知れない、この戦いを。


 ALPHA(アルファ)

[an Animate Large ofject Predatory of miasuma witch is Human races' Adversary]の略称。
すなわち「対人類敵対的ミアスマ捕食性巨大生命体」。(直訳では「人類の敵であるミアスマ捕食性の生きている巨大なもの」)
その名の通り戦車や戦闘機や巨神、ひときわ巨大なものでは艦船並みの巨体を持つ宇宙生物。
無数の触手の塊や束が様々な形をとったもの、複数の触手を脚のように使い高速機動するもの、地中潜行触手、寄生虫の如く人類や兵器を操る触手、
不定形の軟肉塊、病んだような歪な金属樹等、何れもおぞましい姿をしている。(データ的には触属性が多いが粘・樹属性もいる。場合によっては他の属性も)
ミアスマを食べる現代宇宙のミアスマ科学文明に対し極めて危険な特徴を持ち、ミアスマ動力炉・バッテリーがある街を襲撃破壊し動力やエネルギー源を吸収。
人間やデュナミスそのものに対しても生体ミアスマを吸収する為にを男性ならば捕食あるいは寄生の対象とし、女性ならば陵辱あるいは寄生の対象とし、
また生体ミアスマで子孫を育てる為に卵や種子や子供を(外見毎に繁殖手段すら微妙に異なるのだ)その胎内に植え付け子宮・苗床とする。
その際には高効率に高純度のミアスマを得る為に強力かつ種種さまざまな媚薬や微細な寄生体の寄生によって凄まじく強烈な快楽を与えて女を堕とし、
また洗脳や寄生などを行った男性を尖兵や道具として活用する。
それ故人間とその町を襲う人類種に極めて敵対的な生命体であり、一度人類の住む星に現れれば、星全土を支配下にしようと生息圏の拡大を続けるだろう。
そして更にまずい事に攻勢活性ミアスマを込めた攻撃でない通常兵器は効果が薄いという特性を持ち、それに対応した兵器でなければ交戦し勝利するのは難しく、
電子戦能力を持つ種もあり、機体の手足が届く距離で戦えるギガント用近距離熱源・ミアスマ源誘導を除く遠距離誘導兵器やそれに攻撃手段を頼る航空機が実質無効。
その生態は未だ不明の部分が多いが、ある程度の階層的な上下関係、能力の高低が存在し、雑兵的に扱われる下級の存在、その部隊を指揮する中級の存在、
中級たちを束ね複数の部隊を動かし種族を運営する上級〜最上級の存在、と分化している。
(データ的には下級がポーン〜ルーク、中級がルーク〜ナイト、上級がナイト〜キング想定。但し詳細はGM任意。尚、複数体が群れ1体という場合はランク上昇可)
下級の存在ですら先の特性を除いても尚人類の機動兵器と同程度に危険であり、中級、上級と級が上がるほどに戦闘能力も上昇する。
また意外にも知的生命体の要素を持ち、下級は基本的に知性を持たぬが人体や兵器に寄生する一部中級は人間並の思考力を持ち人体寄生時それを体として使用可能。
故に中級は人間より小型の体で人間に寄生するもの、人間より大型の本体を持ちながら寄生体や精神波などで人間の体を別個に操るもの、
知性を持っているとは思われるが人間に寄生せず人間相手に会話を行わない者など複数のパターンが存在する。
そして上級となれば人間の平均をはるかに上回る知性を持ち、高度な軍事的戦術・戦略を駆使するのみならず、ミアスマを絞る為に相手の性癖を見抜いたり、
上質なデュナミスを絡めとるためや侵略を進めるために社会的な陰謀を駆使することすらある。
人体に寄生せず会話が可能で、体の一部を自在に人間型の分離体に変形させたり、巨大な姿と人間の姿を質量保存法則を無視し自在に変身すら可能な存在もある。
尚繁殖方法の通りこの生物は雌雄の分別が極めて混沌としているが、基本中級は寄生した体に沿った性別として振る舞い、上級は男女両方に変身可能のようである。
(どちらの姿をとるかに対する好みは存在するようであり、また、人型を採ることを好む者と好まぬ者もいるだが)
このように接触当初は巨大な怪物型ばかりが目撃された為巨大生命体として命名されたが、後日人間大のものや人間大に変身する者、
人間大以下のサイズで人間に寄生する者など人間サイズ以下の小型種が存在することも確認された。
この場合LargeのところをLittleとし、対人類敵対的ミアスマ捕食性小型生命体、と呼称する。略称はいずれにせよALPHAであるが。
人間との性交を好み、人間に寄生し、上位の者は自力で人間に近い姿に変身する・・・この特異な習性からその出自に極めて大きな謎が感じられるが、
その起源については未だ明らかになっていない。
解析も進まず、上級ALPHA達も自分達の種族の出自は明らかにせず、ただ人類を襲撃し、食らい、搾取し、嬲る対象として接する事が殆どであるため、
今はただ戦うしかない、といったところが現状だ。ただ、何事も例外がないということはなく、これから先どうなるかも分からない、ともいえるだろう。