メリー・メリー・マッドハウス

ヒロインクライシス・アルカディア　軍団シート
ＧＭ名：beemoon

メリー・メリー・マッドハウス

「世の中の女は二種類に分けられる。つまり、競泳水着を着る女と着ない女だ！」

 プロフィール

• 軍団長：マスター・佐々木（仮）
• 所属：タイタニア旅団
• シナリオ：勝利０回/敗北１回
• ミアスマ：７４点/再生ミアスマ：１２点
• 侵略点：３１/５３（初期変換１６点を含む）

設定

グレーエリアには、海浜や海中にのみ生息する「マーメイド」系のエネミーがいる。
ランクは初級〜中級、テイミング対象としては人気があるが、大半のプレイヤーが専用クエストである『人魚の女王を救い出せ！』を終えたあとは見向きもしなくなる。

だが、マーメイド系のエネミーは、全種が収集品として「紺色の糸」というアイテムをドロップする。
それを256個集めることで、高位の縫製師は奇跡のアイテムを生み出すことができるのだ。

それが女性専用装備品『競泳水着』である。
防具としての性能は最低値。水中では高い行動ボーナスを誇るものの、伝説級の「みずのはごろも」などと比べれば性能は下の下。趣味装備と言われても反論できず、しかもほとんどの女性プレイヤーは水辺でしか着用しない。
アルカディアには（制作者の趣味か）無数の水着アイテムが実装されているため、わざわざ飾り気のない『競泳水着』を着けようとする女性プレイヤーはほとんど居なかった。

佐々木は、抑圧された現状に絶望していた。
彼は競泳水着を愛していた。完全インドア化した現実世界では絶滅したその至上のドレスに、アルカディアという仮想世界で出会ったときは運命を感じたのだ。しかし仮想世界ですらも、競泳水着は迫害されていた。

だったら。
作ればいいではないか。最強の競泳水着を。そして、それを着用する女性たちを自らの手で生み出せばいいではないか。
佐々木が悪魔の囁きに身を任せたのは、必然であっただろう。

彼は世界のバグを利用し、『競泳水着』を美少女型エネミーに強制装備させることで『紺色の糸＋（プラス）』を生み出すことに成功した。
その発明は縫製師業界を震撼させた。彼は悪魔と罵られたが、その手で伝説級の性能を持つ『競泳水着・改』を作り出すに至り、彼の元には様々なコスチュームマニアが集まり始めた。
皆、自らの押し服が不遇を託つものたちであった。それはメイド服であり、スクール水着であり、ブルマであり、そして眼鏡でもあった。
アルカディアの理から、ほんの半歩だけ踏み出してしまった狂気の縫製師軍団。

人はいつしか、彼らを『メリー・メリー・マッドハウス（ＭＭＭ）』と呼ぶようになった。

登場人物

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