プトレマイオス【洗脳学園】

それはとあるよく晴れた日。
小学校高学年くらいの姿形をした銀髪褐色肌の美少女が、にこやかな笑みを浮かべながら高等部の更衣室棟へと入っていく。
そして入り口にいる守衛に声をかけると一言二言言葉を交わし、そして守衛が奥からパッケージングされた高等部用の女生徒制服を持ってきた。

「はい、えー、プトレマイオスちゃん、ね。海外の子も学校には居るから不安になったらそっちに相談すること。で、『転校生なのでスカートの配布はなし』ね」
「はい♪ありがとうございます、オジサマ♪」

にっこりと人懐っこい笑みを浮かべる少女に、守衛も少しばかり顔を赤くしながら手をふり更衣室棟に入っていく少女を見送った。
少女はというと、そのまま更衣室兼撮影室に入り自分の名前のついたロッカーへと進む。
そしてにっこりとしていた顔を――非常に疲れたオッサンのように歪め、ため息をついた。

「ったくよぉ……この美少女プトレマイオス＝K・ディオスちゃんに笑みを浮かべられてチンポ勃起させてホテルに誘うくらいの事もできねぇのかよふにゃちんヤロー」

口ぎたない言葉を鈴の鳴るような少女の声で吐き捨てながらロッカーの前で服を脱いでいく。私服の白いワンピースを脱げば、それだけで全裸だ。
『健全なる女子生徒』らしく『下着を着けず』に初日から登校している。きっと男の覚えもいいだろうとニヤリとした笑みを浮かべながら、全裸のままロッカー内にあったボードを持って更衣室内の撮影ブースへ向かう。
高精度カメラの射角に入る前に一度「ケッ」とつぶやいてから再びにこやかな美少女らしい笑みを浮かべ……そして、ボードを持っただけの全裸姿でカメラの前に立つ。

「扇王学園の皆さま、ごきげんよう♪本日付で転入してまいりました、プトレマイオス＝K・ディオスと言います♪出身はギリシャの方ですが、日本語はそれなりにできますので日本語でお話しかけください♪」

先ほどのような悪態が欠片もない、天使のような声色で挨拶をするプトレマイオス――プティ。
このカメラは現在学園の記録データベースに録画保存されつつ、かつ男子生徒用携帯端末に向けて自動ネット配信されていると知りながらにこにこと笑みを浮かべた。

「とはいえ、日本は今日が初めてです……少し不安もありますので、親切にしていただけると嬉しいです♪」

少しだけの心細さを感じさせるような声色で言葉を発する間も、カメラは褐色のつま先からゆっくりとパンしていき膝を超えてプティの無毛である股間のスジを映し出す。
そしてカメラはさらに上がり、褐色の腹を覆い隠すように手で持たれたボードを撮影した。
そのボードにはプティのフルネームと希望する愛称プティの記載、年齢（ただしプティが10歳であるように細工されたもの）から
男子立ち入り自由で扉と窓に鍵のない女子寮の部屋番号と内線番号に携帯電話の番号が記載されている。
それどころかさらにその下には「性経験：なし」「性病検査：陰性」「処女膜：あり」「自慰回数：週平均20回・アナル含」「生理期間：初潮前」といった性的な情報まで記載されていた。
ボードを一通りしっかりと、ゆっくりと撮影したあとはさらに上に上り、褐色の薄い乳房の上にあるピンク色の乳首を撮影した後再びプティのにこやかな顔を映し出した。

「今日から1年E組でお世話になります♪お兄さん、お姉さん、よろしくお願いします♪」

そのままにっこりと笑みを浮かべ、自己紹介ビデオの撮影を終えた。
終わったあとは再びロッカーに戻って制服の上着だけを身に着け、あらかじめ用意されていた教科書の入ったカバンをもち外へと出る。

「お、おうプティちゃん。自己紹介ビデオ見たよ」

その時守衛に声をかけられ、さらに露骨に性的な視線を股間に向けられるとプティも少し顔を赤くしてはにかみながら挨拶をして校舎へと向かう。
外を下着どころかスカートもなしで歩く経験はさすがにないが、『学生であるなら当たり前だろう』と思って少々の羞恥心を興奮材料にしながら歩を進め。

「これなら手早く精を集められそうだなぁ……ひひ、このボディの処女は何日持つかなぁ？」

邪悪な笑みを浮かべつつ、校舎の中へと入っていくのだった。