<1.メインクラス選択>

 下記の表のうちからひとつ選んで、メインクラスを決定します。これによって能力値と、習得可能なスキルが変動します。
モンスタークラス 【STR】 【CON】 【TEC】 【LUC】 【INT】 【WIL】 解説
レイダー 9 6 4 4 3 4 力任せの攻撃を得意とする者。
ハンター 6 5 7 6 3 3 素早さや毒を活かした、技巧的な戦い方をする者。
バンディット 7 7 7 3 3 3 バッドステータス付与に特化した凌辱者。
ナイトメア 4 5 7 3 6 5 邪悪な技を得意とする魔人や、その眷属たる淫魔。
ミュータント 6 7 6 3 4 4 異形の器官を備えた肉体を持つ者。
アーマー 6 9 4 3 3 5 優れた防御力を持つ者。
シューター 4 5 8 6 4 3 飛び道具による戦闘を得意とする者。
マジシャン 3 4 5 4 7 7 魔法を得意とする者。

<2.総合レベルの決定>

 作成するモンスターがどれほどの脅威を持つ存在かを、総合レベルで決定します。下記の表を参考に決めてください。
レベル だいたいの脅威度
1 凶暴な野犬程度
3 標準的な警備兵のチームで対処できる程度
5 冒険者や軍人でも駆け出しでは手に余り、いっぱしの腕の者か整った構成が必要な程度
8 一流の腕の者が必要な程度
12 厳しい努力を積んだ天才が幸運に恵まれてようやく敵うかもしれない程度
15 国家規模の対策チームが必要な程度
17 倒せれば歴史に名を残す英雄の仲間入りができる程度
20 ちょっと世界が滅びかねない程度

<3.各クラスへのレベル割り振り>

 決定されたモンスターのレベル分だけ、各クラスへ自由に割り振ります。
 この際、クラスはいくつ取得しても構いません。例えば同じレベル8のモンスターでも、レイダー8でもいいですし、全クラス1ずつでも構いません。
 制約としては、<1>でメインクラスに決定したクラスは、全てのクラスの中で最高レベルでなくてはなりません。
 そして、メインクラスとして取得した1レベル分を除き、各クラスのレベルを上げる毎に、下記の表に従って能力値を上昇させてください。
 
 (『メインクラスは初期能力値』『それ以外はレベルアップによる差分』と考えるとわかりやすいと思われます)
モンスタークラス 【STR】 【CON】 【TEC】 【LUC】 【INT】 【WIL】
レイダー 4 3 2 2 1 2
ハンター 3 2 4 3 1 1
バンディット 4 3 4 1 1 1
ナイトメア 2 2 3 2 3 2
ミュータント 2 4 3 1 2 2
アーマー 3 4 2 1 1 3
シューター 2 2 4 3 2 1
マジシャン 1 1 2 2 4 4

<4.能力値の確定>

 能力値に自由に2点を割り振り、初期能力値を確定します。

<5.能力値ボーナスの算出>

 能力値を4で割った値を、能力値ボーナスとして算出します。

<6.メインクラスによる特殊能力の取得>

 メインクラスに基づく特殊能力を自動取得します。
レイダー 【攻撃力】に+【STB】Bを上乗せ
ハンター 【IV】に+【TEC】Bを上乗せ
バンディット バッドステータス付与に関する判定に+【STR】Bを上乗せ
ナイトメア バッドステータス付与に関する判定に+【INT】Bを上乗せ
ミュータント バッドステータス付与に関する判定に+【TEC】Bを上乗せ
シューター 【攻撃力】に+【TEC】Bを上乗せ
アーマー 【物理防御力】および【魔法防御力】に+【CON】Bを上乗せ
マジシャン 【魔法力】に+【INT】Bを上乗せ

<7.副能力値の算出>

 能力値から、副能力値を算出します。これは単純に計算のみですが、プレイヤーキャラクターとは計算式が異なります。  下記の表の計算を基本とし、メインクラス特殊能力があればそれも加算してください。
副能力値計算式
【HP】(【CON】×2)+(総合レベル×7)
【MP】(【WIL】+【TEC】)×2
【IV】(【TEC】B×2)+【INT】B+【LUC】B
【攻撃力】(総合レベル×4)+【STR】B
【魔法力】(総合レベル×4)+【INT】B
【物理防御力】(総合レベル×4)+【CON】B
【魔法防御力】(総合レベル×3)+【WIL】B
【魔法習得数】【INT】B(ただしマジシャンが0レベルの場合は、無条件で0扱いとなる)

<8.性別の決定>

 『男』『女』『ふたなり』『美少年』『獣』『無性』のいずれかから性別を選択してください。
 性別によって、習得可能なスキル、バッドステータスの有効・無効に変化が生じます。
 また、『無性』を選択した場合、火・氷・雷・聖のうち、弱点属性を合計2レベルぶん設定してください。
 これは無性モンスターが異形の存在である事の表現であると共に、バッドステータス耐性の面で優遇されている事のトレードオフ措置です。
 この処理によって弱点として設定した属性は、モンスター用スキルの《弱点:○》と同様のものして扱い、なおかつ本来《弱点:○》を取得したときに得られるはずの『スキルの追加取得』は無しとして扱います。

<9.スキルの取得>

 モンスター用スキル一覧から選んで、クラス1レベルにつき、該当クラスのスキルもしくは性別内共通スキル2つを1レベルずつ取得してください。

<10.魔法の取得>

 【魔法習得数】だけ、魔法一覧から選択して魔法を取得してください。

<11.識別値の決定>

 そのモンスターがどれほど珍しいかを表す『識別値』を決定してください。
 プレイヤーキャラクターが【INT】判定でこれだけの達成値を出せれば、その生態が判明します。(スキル《ウィズダム》は有効です)
 数値は下記の表を参考に、フランクに決めて構いません。
 また判明する生体も、情報量はGMが決めて構いません。が、どのような攻撃が有効であるかを知るために、少なくとも識別に成功した場合は、性別・耐性・弱点ぐらいは教えておくべきでしょう。
概要 識別値
一般常識で誰でも知っている 0(判定不要)
『田舎だと常識』とかのレベル 7
有名なモンスターのやや珍しい亜種など 10
被害や発見報告は、国内でも年に1回あるかないかレベル 13
専門的な文献に名前ぐらいは載っているかもしれないレベル 16
幻の珍獣レベル 20

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