・一般行為判定・ 

　本作における一般行為判定とは、"目標を達成できるかどうか、あるいはどれだけの実効が得られるか不明確な行動において、どれだけの成功を収める事ができたかを乱数によって求める行動のうち、戦闘におけるダメージのダイスを除いたもの"と規定します。
　例えばただ歩くだけならば、健常者であるＰＣの場合、失敗する事はありえません（転んだりする事ぐらいはあるかもしれませんが、それでも歩いて数分程度の距離にある目的地へたどり着く事は、よほどのアクシデントがない限りは……）。このため、判定は不要です。
　逆に、生身で大気圏に突入し地球へ降り立つような行動は、よほど特殊な事情がない限り不可能でしょう。このため判定は不要です。
　あくまで判定が必要なのは、100mを13秒以内で走れるか……などのように、個人の能力によって可否が左右されるケースです。

　本作の一般行為判定は"有限上方ロール"と呼ばれるものの一種で、2D6+(該当の能力値Ｂ)+(スキル等による修正)で行ないます。この結果である達成値が高ければ高いほど良い結果を収めたという事になり、ＧＭの定める目標値以上の達成値が出れば成功とみなされます。
　おおむね、目標値は以下のような基準になっています。

目標値	難易度の目安
5	容易。素人であれば、まれに不注意などで失敗しうる程度。
7	訓練を積んだプロなら、よほどの不運がない限りまず失敗はしない。
9	やや難しい。素養があるだけの素人だと五分五分。プロでも失敗はありえる。
11	難しい。多少の訓練を積んだプロで五分五分の成功率。
13	とても難しい。専門家が[集中]して行なって、ようやく五分五分以上の目がある。
15	非常に難しい。専門家でも安定した成功は望めず、素人にはやらせるだけ無駄。

・絶対成功と絶対失敗・

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