・アマジュナス王国・

人口 首都:約9,000/国家全体:約44,000
統治形式 女王による絶対王政
立地条件・気候 森林・熱帯雨林気候
主産業 密林特有の生物の皮革の採取・加工
文化的特色 根強い女尊男卑の風習

 アマジュナス王国は、小国連合に名を連ねる国家のひとつです。
 連合の東端に位置するこの王国は、国土の4割近くが湿地性の深い森に覆われており、その天然の要害と、特異な地形での戦闘に慣れた戦士たちの手によって、いかなる外敵も寄せ付けぬ堅固な防衛力を誇っていました。魔物の侵略はもちろんの事、歴史上幾度かあったという他国との衝突においても、専守防衛によって圧倒的な戦果を残しています。
 そんなこの国は、首都が森の中央部に築かれている事もあって、他国とあまり関わらないように過ごして来た王国でもあります。そのため実態は他国からあまりよく把握されておらず、ラヴィニア立憲君主王国やバルハリアント帝国には、この国をして密林の蛮族と呼ぶ者も少なからず存在しています。
 実際には蛮族などではなく、小国連合の他の国々には劣らぬ程度の文明レベルを持っています。街道などは未整備ですが、小国連合に加盟してからは他国との文化交流の機会も増え、特に湿地帯での安定的な食料確保に関する技術を手に入れようという動きが活発です。

 この国家の文化的特徴を説明する上で欠かせないのは、強く根強いている女尊男卑の風習でしょう。
 真偽のほどは不明ですが、この王国を建国した初代女王は神がかった力を持つ預言者だったと言われており、代々その血を引き力を受け継ぐと言われる王家の女性が王位を継ぐ事になっています。その歴史に端を発し、伝統的に要職に就くのは女性と決まっており、特に魔物などの被害から国を守る戦士としての教育を受けた者は、戦闘以外のあらゆる労役を免除されるという特権が用意されています。


【アマジュナス王都】
 アマジュナス王国の中核となっている都です。もっとも、天然の要害である深い森に囲まれて築かれているため、都という言葉から想像されるような華やかさはありません。
 活気がないわけではありませんが、その地形条件上、人の出入りは少なく、どこか閉鎖的な雰囲気が漂っています。



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